潮が満ちてきたので移動。深い時で腰までの深さ。ずっと水の中なので体温が取られ、非常に寒い。フリースが無いとほんとうに大変だ。
場所を変え、今度は太陽が正面で風が追い風。完全にブラインドキャスト。
1人でひたすらキャストしていたらガツ〜ンとさっき以上のあたり。ものすごい勢いでリールが回っている。え〜? すごい。ケヴィンが戻ってきた。「Big one!」と言った。さっき釣ったとき以上の手ごたえだった。バッキングラインももうほとんど出てしまった時、ピタッとリールが止まった。引きも感じられなくなった。あれ?? いやな予感。
ケヴィンが「リーフに入っちゃった。取ってくるから待ってて」と。何がなんだかわからなかったが、遠くのほうからケヴィンがラインをもって戻ってくる。ラインブレイクだった。
あ〜悔しい! ケヴィンが「よくあることだ。大きければ大きいほどまっすぐ走ってリーフにもぐってしまい、こうなるんだ。小さいボーンはかかったとき右左にまわりながら走るんだよ」と言った。おそらく8ポンド以上。悔しかったが、こんなにきれいな風景の中での釣り。それに魚影の濃さ。気分爽快、言うことなしである。また釣ればいいや、なんて気も大きくなるものだ。
隣でやっぱりブラインドキャストを繰り返していた石井もヤッテル、ヤッテル。竿を満月にしてファイト。結構走り回っていたけど無事カメラに収まった。