ハワイのボーンフィッシュ釣行記

潮が満ちてきたので移動。深い時で腰までの深さ。ずっと水の中なので体温が取られ、非常に寒い。フリースが無いとほんとうに大変だ。

場所を変え、今度は太陽が正面で風が追い風。完全にブラインドキャスト。
1人でひたすらキャストしていたらガツ〜ンとさっき以上のあたり。ものすごい勢いでリールが回っている。え〜? すごい。ケヴィンが戻ってきた。「Big one!」と言った。さっき釣ったとき以上の手ごたえだった。バッキングラインももうほとんど出てしまった時、ピタッとリールが止まった。引きも感じられなくなった。あれ?? いやな予感。
ケヴィンが「リーフに入っちゃった。取ってくるから待ってて」と。何がなんだかわからなかったが、遠くのほうからケヴィンがラインをもって戻ってくる。ラインブレイクだった。
あ〜悔しい! ケヴィンが「よくあることだ。大きければ大きいほどまっすぐ走ってリーフにもぐってしまい、こうなるんだ。小さいボーンはかかったとき右左にまわりながら走るんだよ」と言った。おそらく8ポンド以上。悔しかったが、こんなにきれいな風景の中での釣り。それに魚影の濃さ。気分爽快、言うことなしである。また釣ればいいや、なんて気も大きくなるものだ。

隣でやっぱりブラインドキャストを繰り返していた石井もヤッテル、ヤッテル。竿を満月にしてファイト。結構走り回っていたけど無事カメラに収まった。

やっぱり青い空とコバルトブルーの海でのフライは最高のひと時。

こうして大満足のうちに終了。結果は2人でボーン3尾、バラシ1尾、その他諸々。私が疲れて休んでいる間、ケヴィンにも2尾、その他いろいろ。さすが上手だなぁ、なんて関心してしまいました。

帰りは車に乗る前に濡れた足やズボン、Tシャツなどの着替え。でも、道端での着替えだったので、女性はスカートのほうがいいかなっ。



短時間でこんなに満足できるとは本当に思っていなかった。気軽に行けるこんな素敵な釣りは他にはないのではないかと思うほどだ。日本の渓流のように人が入ればやはり魚もスレてくるだろう。ガイドを雇わないでも行けるだろう、なんていう人もいるかもしれないけれど、魚を愛する彼らがボーンキーパー役も担っている。ずっと同じように楽しむために、ガイドは不可欠。彼らは少ない釣り場を荒らされることにかなりナーバスになっている。どうか最低限のルールを考えていただけるよう、彼らに代わってここにお願いします。

※服装:
 長袖のシャツ(フリースも用意しておくほうがよい 水に入っているとかなり寒い)。
 短パンでもいいが濡れても大丈夫な水着がベスト(女性は下着の代わりのビキニがお薦め)。
 日焼けが怖い方は長ズボン(ただし下に水着をはくこと)。
 帽子(風が強いので飛ばされないようにクリッパーでとめるなどしたほうがよい)。
 偏向グラス(黒か茶 これがないと魚はまったく見えないので)。
 フラットシューズ(砂がかなり入ってくるので靴下も。海草の色が付いて汚れるので注意)。

※用意するもの:
 帰りの着替
 ロッドとリール(ない場合はガイドに借りられるが有料)。
 ロッド/#9前後
 ライン/フローティング(ボーンフィッシュテーパーでなくても可)